肩・肘の痛み野球肩・野球肘の施術について
運動時の肩・肘の痛みはオーバーユースによるものが多く、野球、バレーボール、テニス、ゴルフなどの球技や投てき種目で起こります。
反復動作による肩や肘への負荷が続くことにより組織に炎症を起こし、時に靭帯や腱の断裂、骨の剥離、関節唇の損傷を伴います。
さいとう整骨院では野球肩・野球肘・テニス肘・ゴルフ肘などに代表される肩・肘の障害に対して多角的にアプローチしていきながら早期復帰を目指します。
損傷部位を把握する各種検査
肩・肘の損傷といっても一つだけではありません。施術に入る前にどこを損傷しているのかをしっかりと把握することが大切です。
問診、可動域のチェック、触診、疼痛誘発テストなどの徒手検査を行い損傷箇所を絞り込んでいきます。
投球動作のどの段階で痛みが出現するのか、というのも損傷部位を特定する一つの指標となります。
第一相 wind-up phase(ワインドアップ期)
下半身の動きが主となる相であり、膝を上げた状態です。このとき身体が投球方向の逆側に傾斜したり後方荷重位をとってしまう場合は、下肢による身体移動を阻害することが多く推進力を得ることが難しくなるため、十分な体重移動がなされる前に体幹の回旋運動が起きる傾向にあります。この場合、足部機能障害や股関節の内転制限をチェックします。
第二相 cocking phase(コッキング期)
投球方向への運動が開始され、踏み込んだ足が完全に接地した状態までを示す相です。最終の接地時を確認することで股関節の内転運動、体幹の回旋可動域を観察できます。このとき非投球側の肩甲骨は前方傾斜し、投球側の肩甲骨は後方傾斜していることが望ましいです。
第三相 acceleration phase(加速期)
投球側のトップポジションからボールリリースまでの相であり、第二相から引き続いた非投球側肩峰位置とボールリリース時の投球側肩峰位置は類似した場所を通過する、いわゆる肩の入れ替えが起こります。さらに肩・肘・手首への運動伝達も確認します。
第四相 follow-through phase(フォロースルー期)
ボールリリース以降となる相であり、ボールリリース以降投球側の肩甲骨関節窩の向きが投球方向に近似していること、上半身質量中心点が投球方向へ移動し踏み込んだ足上まで移動していることを確認します。
投球動作
コッキングフェイズ
投球動作
レイトコッキングフェイズ→アクセレレーションフェイズに移行
投球動作
アクセレレーションフェイズ
投球動作
フォロースルーフェイズ
肩・肘の施術例
問診・視診・疼痛誘発テスト・投球動作確認などにより損傷部位を確認し、患部の施術にはいります。
炎症を抑える⇒可動域(機能)を改善する⇒患部に負担をかけないフォームや支える筋力をつける、ということを段階に応じてしていきます。
症状によっては画像診断などを参考に整形外科との連携を図りながらすすめていくこともあります。
ラジオ波で関節周りをほぐし可動域を改善する
超音波とハイボルテージで疼痛抑制
ＥＭＳを使った小胸筋・肩甲挙筋の出力抑制
ＥＭＳを使った前鋸筋・広背筋の出力促進
肩・肘のケアとトレーニング
インナーマッスルトレーニング 外旋動作
インナーマッスルトレーニング 外転動作
肩甲帯ストレッチ
胸郭・肩甲帯ストレッチ
スポーツによる肩・肘の痛みの多くは、反復動作での負荷の蓄積によるものです。
正しいフォームや姿勢を身につけ、関節や筋肉のケアをしっかりしておくことで肩・肘への負担は軽減できます。
しかしながら、どれだけしっかりとしたケアをしていても過度な負担の継続(オーバーユース)は痛みの原因となるので、適度な休養をとるということも必要です。
姫路市飾磨区整骨院 さいとう整骨院メニュー紹介
姫路市飾磨区のさいとう整骨院はスポーツ障害・スポーツ外傷に専門的な対応ができる整骨院です。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの保険適用項目に加え、交通事故対応・労災・慢性症状のご相談も承ります。
スポーツ障害・スポーツ外傷ケア
スポーツ外傷やスポーツ障害は、いったん痛みが発生してからでは回復するまでに長い時間を要します。特に競技者は我慢強いため、違和感...
交通事故治療
交通事故後はできるだけ早期に病院・整骨院へ行かれることをおすすめします。むち打ちなどは対処が遅れると、痛みが長引く場合があります。
交通事故による怪我...
保険適用診療・自費診療
症...
この「整骨院コラム」を書いた人
さいとう整骨院院長・柔道整復師 齊藤圭堂
経歴
- 川崎医療福祉大学 医療技術学部健康体育学科卒
- 2003年健康運動実践指導者資格取得
- 2004年健康運動指導士資格取得、高等学校保健体育教諭免許取得
- 2005年長久整形外科リハビリテーション室勤務
- 2008年くぼ整骨院勤務
- 2011年柔道整復師免許取得
- 2014年さいとう整骨院開院
- 軟式野球チーム西山クラブ専属トレーナー
メッセージ
院長の齊藤です。
体を動かすことが好きで小さい頃から水泳、柔道、野球などいろいろなスポーツをやってきました。
そのなかで色んなケガも経験してきました。
当時の自分は身体のケアやメンテナンスには関心や知識がなく、そのおかげで大事な時期にケガをしてしまい競技ができなかったりもしました。
時代の変化とともにトレーニングや練習と同じぐらいケアやコンディショニングの重要性が増しています。
さいとう整骨院では痛みに対するアプローチとともに、再発しない身体づくりにもアプローチしていきます。
お問い合わせ・ご予約
079-234-5554
お気軽にお問い合わせください。
整骨院コラムに関連する記事
ＥＭＳトレーニングで筋力強化を
効率よく部分的に筋肉を刺激したい方、手術後のリハビリとして利用したい方、全身運動ができない高齢の方、運動習慣がなく定期的...
オーダーメイド、カスタムメイドでインソールを作ろう！
土台が崩れてしまっては身体全...
スポーツ整体で外傷と障害をケア
競技スポーツでは、試合に...